あけまして、おめでとうございます
今年もよろしく、お願いいたします

最近は、中高生の大会に
カメラ片手に出掛けているので、
私の事をカメラマンだと
思っている方もいるようですが、
物好きな野次馬に過ぎません

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  (長男 2018 熊本天皇杯)

この正月休みには、
箱根駅伝を観ながら、
最近の写真を整理して
せっせとプリントしています 

一応、一昨年の夏から、
千葉県連盟 印旛郡市支部の
富里市の理事という事に
させて頂いた事もあって、
「富里」をキーワードに
選手達の活動を追いかけていますが、
何せ一人ですし、
試合の日がお休みとも限らず、
なかなか、ままなりません。

ままならないと言えば、
テニスの写真を撮影するのは、
本当に難しいですねぇ 

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この熊本の天皇杯の会場は、
コート内に通路があるので、
そこから撮影する事ができましたが、
通常だとフェンス越しとなります。

フェンス越しですと、
普通の望遠レンズでは、
フェンスが写真に写り込み、
写真の一部がぼやけた感じになりますが、
以前、保護者の方が「サンニッパ」
(300㎜ f2.8)と言われている超高級レンズで
撮影された画像を
見せていただいたところ、
被写体にビシッとピントが合うと、
手前のフェンスはほぼ見えない状態で、
素晴らしい写真に仕上がっていました 

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最近は、オートフォーカスの
フォーカスポイントが多いカメラが
人気を博しているようですが、
ソフトテニスの会場で、
一般的な位置からの撮影には
フォーカスポイントが多くても
あまり良い効果はないように思います。

私も、いくつかのカメラを
試し撮りさせて頂きましたが、
普通にコート後方から撮影すると、
カメラのピントはネットの白帯か、
コート奥のフェンスとかに合う事が多く、
ネットとフェンスの間を動いている
選手だけにピントを合わせるのは、
それほど簡単ではありません。

少しでも歩留まりを上げるには
フォーカスポイントを絞った方が良く、
場合によってはシングルフォーカスを
選択する事もあるくらいなので、
画面一杯にフォーカスポイントが
びっしり敷き詰められた高級カメラでも
余計な所にピントが合うだけで、
あまり効果は得られません。
連写性能は大事ですけど

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下手くその私の場合、
ザックリ言って
撮影した画像の半数はピンぼけ

ネットやフェンスのみならず、
後ろの応援の選手や
ベンチの監督にピントが
合ってしまう事も多く、
その上、手ぶれ、被写体ぶれが有り、
カリッとピントが合っている画像は、
やっぱり半分もないかなぁ。

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(次男 2015関東予選/天台)
ちなみにこの写真

ピントも甘めなんですけど、
白帯の上下に赤紫の縁取りが
あるように写っています。

これは色収差というようで、
高価なレンズほど防げるそうで、
ファインダーを覗いても、
色収差は見えません

写真ソフトで修正すれば
かなり改善するようですけど、
まぁ、愚息の写真なら
もうそのまんまです

天台(千葉県SC)とか白子の
メインコート(サニーむかい)だと
フェンスが無いので成功率は
だいぶ良くなりますが、
フェンスに囲まれたコートでは、
歩留まりは良くありません 

更にプリントするとなると
構図も重要になってきますし、
当然、プリントした写真は
選手に差し上げているので、
選手の表情なんかも無視出来ず、
撮影した枚数の割りには
プリント出来るのは僅かです。
ど素人の私の場合ですけどね

そう言えば、今年はプリント枚数が
千枚を越えたかも知れません
お渡しすると、喜んで下さいますので、
こちらも張り合いがあります。
いや、生きがいか

今までの経験上、
1番良い後衛の撮影ポイントは
ポール脇とか
審判台のすぐ脇とかで、
ここからですと選手までに障害物がなく、
選手の後方にもスペースがあって、
フェンスにピントが合う事もありません。

前衛のネットプレイですと、
コート後方から狙いますが、
フェンスの中に入って撮影できると
成功率は大幅にアップします。

なので、こういう位置に
カメラマンが入る大会では、
素直にカメラマンが撮影された写真を
お買い求めになるのが一番です

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さて、1月3日は私や愚息にとっては、
少し違った意味の有る日です。

11年前の1月3日、
妻は隠れ、幽明境を異にしました。
享年43。

その時、長男は中学3年生、
次男は小学5年生でした。

それ以降は、当然のことながら、
私が一人で愚息どもの応援に行くので、
父親しか応援に来ない
「変なご家庭」です 

やっぱりね、ご両親で
観戦・応援されているのを見ると、
雰囲気いいなぁと思いますし、
お母上が一所懸命に
応援されているのは、
何もソフトテニスだけではありません。
母がいると心強いのです 

中学で始めたソフトテニスに
どっぷりハマッた長男は、
高校、そして大学と競技を続け、
インハイやハイジャパとは
全く無縁な弱小選手でしたけど、
一昨年、ペアを組んで下さった
木川選手(中央大卒)が
天皇杯へ連れて行って下さいました
まさに、望外の極み

次男も、小さい頃は兄貴の
真似をしたがってテニスを始め、
コート内では気難しい奴でしたけど、
なんだかんだと友達・仲間に支えられて、
ここまでやってこられました。
ソフトテニスには感謝しかありません。

私は相変わらず、
1日一食一品目しか作れず、
この正月も、大量に作った雑煮に、
餅を投げ込んで過ごしていますが、
愚息どもは、そんな雑煮には目もくれず、
外へ出掛けています

雑煮と言えば、
妻がこさえてくれた雑煮は
味噌仕立てで旨かったなぁ 

映画「ぽっぽや(鉄道員)」といい
「あなたへ」といい、
健さんが演じる「残された夫」は、
懐が深くて落ち着いていて格好いい。

較べるまでもないけど、
薄っぺらで軽くて、
自分で立っていられない
わら半紙のような
私とは大違いだ。

私のような者に「終活」は
必要無いと思いますけど、
そろそろ[おしまい」を
考える頃合いかも知れない。

人の生き死にを
損得勘定で語るのは良くないけど、
今後の私の「生」は、
子供達には「枷」になる、
そんな気がしてならないなぁ 

今もよく思い出すんです。
あの日は雲一つない
澄みきった冬晴れの日だった事を 

「あなたの場所から
私が見えたら
いつかっと・・・・・」(涙そうそう)

「むかし、君と約束していた、
二人して、年老いたならば、
世界中を船で回ろうと、
飽きるほど、
一緒にいようと」(黄昏迄)