ソフトテニス 勝手録

評判の悪いだめオヤジが身勝手に綴ります(^^ゞ (日本ソフトテニス連盟会員/2級審判資格)

2018年10月

弟73回全日本選手権大会


こんばんは
関東は、穏やかな週末でしたねぇ
ちと、揺れましたが

さて、19日(金)から
熊本市でおこなわれていた
全日本ソフトテニス選手権大会

男子は天皇杯 (天皇賜杯) 
女子は皇后杯 (皇后賜杯)

と言った方が
わかりやすいかも知れません。

言わずと知れた
日本一のペアを決定する
最高峰の大会ですね

結果は既にご存じの通り、
男子は
船水颯人(早稲田大学)
上松俊貴(早稲田大学)ペア、
女子は
林田リコ(東京女子体育大学)
宮下こころ(明治大学)ペアが
優勝されました。
おめでとうございます

男子の船水選手は2年ぶり2回目、
女子の林田・宮下ペアは
まだ大学1年生ながら2連覇 

船水選手、上松選手、林田選手は、
アジア競技大会の日本代表選手。
いわばオリンピック選手ともいえ、
この国のトップの実力を
いかんなく披露されたものと思います

日本連盟のHPに記載されていましたが、
決勝戦はテレビ放映をする為
動画撮影は「禁止」

公開禁止ではなく
撮影禁止ですので、厳しいですねぇ。
放送は10月27日(土)14時から、
NHK Eテレだそうです。

今大会に出場したのは
中学生から社会人まで
男子のエントリーは178ペア。
女子のエントリーは163ペア。

そんな、国内最高峰の大会に
全中大会とかインターハイとかに
全く無関係なレベルで
競技を続けてきた愚息が
出場させ頂く事があるなんてねぇ 

001

関東地区の社会人ペアが、
天皇杯に出場するには、
関東選手権の優勝、
東日本選手権でベスト8、
全日本社会人選手権でベスト16
といった結果を出すと
出場切符を頂く事が出来ます。

まぁ、パッと見ただけで、
市民杯とかとは
桁違いのレベルですねぇ

それから、各都道府県に
2枚或いは4枚の切符が与えられ、
各都道府県でおこなわれる
予選大会の結果によって、
天皇杯の切符を頂けます。

千葉県には4枚が与えられ、
天皇杯予選を兼ねた
千葉県選手権大会で優勝、
或いは準優勝なら決定

残りの2枚は、強化委員会の選考等で
推薦2ペアを決定するそうですが、
前述の各選手権大会や
インハイやインカレで
自力で切符を獲得する選手もいるので、
それらを見極めた上で
2ペアを決めると
聞いた事があります。

細かい選考内容は分かりませんけど、
愚息の勇弥と木川選手のペアは、
千葉県選手権でベスト4だったので、
自力で出場を決めた選手を考慮し
今回の出場が許されたようです

出場の知らせを愚息から聞いたのは、
8月の下旬だったと思いますが、
本当にビックリしました

成田から飛行機で約2時間。
遠征というと、長距離運転が
毎度のパターンでしたが、
今回は飛行機 

002
熊本空港に近づいて
降下を始めたので
阿蘇山かと思って撮ったら
九重連山の稲星山のようです

003
同じ便で何人もの利用客が
ラケットバッグを背負っていて、
レンタカー業者の送迎車は
すぐに満員になってしまい
空港のベンチで小休止。

301
熊本空港から車で15分程度で、
熊本県総合運動公園に到着し、
この日は17時までメインコートと
パークドーム(12面)が練習用に
開放されていました

005
コートから車で30分程度で
宿に到着して荷物を降ろし、
夕食のために熊本駅近くの繁華街に

アーケードっていうの久々だし、
人が多くて賑やかでしたねぇ。

食事をする場所を決めるのに
ウロウロしていると
天皇杯に出場する
旧知の選手に出くわしたり、
千葉県の選手に会ったりと
なかなか楽しいひとときでした 

006
翌朝、元気よく?会場入り。

007
お決まりの 
ね、寝るでないっ!
眼を開けぃ 

008
会場の熊本県民総合運動公園の
メインテニスコート。

左側に見えているスタンドが
中央スタンドになり、
その向こう側にも
前に見えているのと同じように
コートがあって全16面。

勇弥は、大学2年生の時の
全日本シングルス選手権と、
3年生の時のインカレで、
この会場に来ています。

この日も、徒歩で数分の
パークドームが選手の練習用に
開放されていました。
009
開会式はプラカードを掲げた
高校生を先頭に選手入場。
生のブラスバンドの演奏で
行進曲や国歌が流れました。
これは、迫力ありました。

開会式が終わると、
ほどなく試合が開始されましたが、
初戦から高レベルの激戦ばかり

そりゃぁ、そうだ。
全国から180ペア弱なので、
初戦から県選手権の
決勝みたいなものです

010
コートの3試合目。
いよいよ河西・木川ペアの
試合開始
対戦相手は札幌学院大の学生ペア。

014
1G目は取られて、
2G目を取り返すというスタート。
もちろん、9ゲームでの試合です。

015

012
勇弥に力みがあって、
序盤はストロークが入らずに
ボールを預けられてG1-3 

016
頼りになるのは、やはり木川選手。
うまくゲームの流れを変えてくれます。

018

019

011
こいつも、
ようやくボールが入り出し
こちらのペースでG3-3。

014

013

017

レシーブゲームが冴えて
一気にG4-3と逆転し、
このまま押し込みたいところですが・・・・

020

残念ながら、ファイナル入り。
P1-1からP3-1とリード

しかし、8G目から相手前衛が
勇弥のタイミングに合わせてきて
飛び出しボレーを何発も決め、
このファイナルでも要所で
決められてしまい、
P3-6、P4-6で、
P4-⑦で敗戦でした

023
木川選手がペアを
組んで下さったお陰で
こんなところまで来る事が出来ました。
ありがとうございます

021

022

もう、勇弥も今年で25歳。
今回の事を糧にして
ここからグーンと伸びていく
という事は難しいですが、
細々とでもソフトテニスを
続けて欲しいなぁ

実は、勇弥も木川選手も
「ノンキャリ」組。
ジュニアでの競技歴はなく、
中学生からソフトテニスを始めました。

しかし、全中大会、インターハイ、
ハイジャパ、JOC、日中韓、国体等々と
トップ街道を歩んだ怪物、木川選手。

天皇杯も、大学4年生の時に
3位という実績がある木川選手 

当然のことですが、凡人の愚息は
そのどの大会にも出場しておらず、
1歳年上の木川選手の背中を
遠くの方に見ながら歩んできました。

あまり器用な方ではなく、
ずっこけながらやってきましたが、
中学、高校とペアを組んでくれた雄大や、
多くの先輩やテニス仲間達に
支えて頂けたお陰で、
ここまでやって
こられたのだと思います

先日の富里市長杯の開会式で、
富里市連盟の小暮会長が
勇弥の事を天皇杯に出場すると
紹介してくれたのですが、
もう勇弥の事を知っている
現役中学生は誰もいませんけど、
同じ中学校の先輩だと知って
選手達が拍手をしてくれたのも
嬉しかったですねぇ

その愚息の母校、
富里中学校の
選手達が出場した
千葉県中学校新人戦が
この土日でおこなわれました

201
中学生の県大会は、
応援の選手も保護者も多く、
千葉県総合SCコートは
いつも賑やかです

土曜日には個人戦がおこなわれ、
富里中男子ペアは
3回戦まで進みベスト32

富里中女子ペアは
ベスト32と64 

男女とも初戦を乗り切り、
地力が付いてきているように
思いました 

11年前の勇弥&雄大は、
2回戦で終了でした

日曜日は、男女の団体戦。
富里中は女子チームが
印旛郡地区の優勝校として出場。

前日の個人戦に、
富里中は前述のように2ペア、
対戦相手の八幡中は1ペアで、
個人戦の結果からすると
有利かなぁと思ったのですが

残念ながら団体戦は
1-②で敗れてしまいました

でも、男女とも
この県大会の会場に来られた事は
今後に活かす事が出来るので、
次戦が楽しみです

中学生の県新人戦の結果は、
既に千葉県中体連のHP
掲載さえれています。

では、また~

審判を大切に

こんばんは

季節のダイヤルが1つ
転がったような気温ですね。

毎年、真冬には灼熱の暑さを忘れ、
真夏にはかじかむ寒さを忘れ、
いや、思い出せないだけか


しかし、こうして気温が下がると
なんとなく指先が冷たくなってきて、
否が応でも思い出してきますねぇ。

土曜日には、
印旛郡の練習会に行ってきました

100

今週の週末におこなわれる
千葉県民大会の
印旛郡市チームの練習ですが、
あまり人が集まらないので、
代表選手ではない勇弥も
連れて行きました 

102
成田市チームの女子選手もいらしていて、
熱のこもった練習をしていました。

成田市チームと印旛郡市チームで
決勝戦を戦えたらいいですねぇ

さて、ソフトテニス競技では、
ジュニアでも中学生でも、
とにかく審判員の資格を得ないと
選手として公式戦には出場出来ません。

あまり知られていないかも知れませんが、
硬式テニスでは、
よほど大きな大会にならないと
公式戦でもセルフジャッジが主流。

ようするに、対戦している選手同士で
ジャッジをする事なります 

その代わり、
ロービングアンパイヤといって、
何面かのコートを
見回っている審判がいて、
明らかなジャッジミスなどを
訂正したりする事が出来るそうです。

ソフトテニスの場合、
かなり小規模な市民大会でも
正審と副審の二人の審判をつけます。

たいていの場合は、
選手が審判をする事になりますが、
中学生くらいからの
トーナメント方式の公式戦で、
特に個人戦で用いられているのが
敗者審判という制度。

「負け審」などとも呼ばれており、
試合で敗戦したペアが、
次の試合の審判をするという制度で、
効率的ではあるんですが
何か罰ゲーム的な要素が感じられ、
審判の立場が向上しない
一つの原因かも知れません。

数年くらい前から、
試合後に対戦選手同士で握手をする
といった場面が多くなってきて、
マナーやエチケットという面で
向上しようという意識が
高まってきていると思います

どうして、その際に審判とも
握手をするようにしなかったのかなぁ。

硬式テニスでは、
確か正審をチェアアンパイヤといって、
試合を終えた際に選手同士が握手して、
その直後にチェアアンパイヤとも
握手をするという事になっていて、
どちらも怠ると大変不名誉な
レッテルを貼られてしまうようです

ただ、卓球なんかはテレビで観る限り、
試合後の選手や審判と握手は
ツンツンした表情でちょこっとやって、
儀礼にも足らないどころか、
かえってやらない方がいいんじゃない
なんて思ったりもします

どうですかね。
試合直後の挨拶時に、
必ず審判に対して
「ありがとうございます」なり
「どうもありがとう」なり、
発言を伴った握手をするというのを
定着させたら気持ち良いと思います 

まぁ、現状からすると、
無理なのかも知れませんね

でね、選手と審判の関係より
問題だと感じるのは、
フェンスの外からの審判への野次。
或いは「いちゃもん」に近いかな。

今まで、ずいぶん試合を観てきましたが、
選手が審判に対して真っ赤な顔で
抗議しているという場面は
全く記憶に無いくらい見た事がありません。

イラッとしたり、
ナーバスにはなっても、
「おいコラ」なんて
審判に噛みついている場面は
少なくとも私は見た事がありません。

だけど、ご父兄とか
祖父母といった
選手達より年配のギャラリーが
「どこ見てんだよ」とか
「アウト(イン)だろう」と
声を荒げているのは
中学や高校の大会では
毎回1度は遭遇する場面ですねぇ

ネット上の動画で見付けたケースですが、
日本代表を決める大会の、
実業団ペアと学生ペアとの対戦で、
実業団ペアが1ゲーム先行し、
第2ゲームで学生ペアが
ゲームポイントを迎えたという場面。

実業団ペア前衛のカットサーブを
学生ペア前衛がショートワイドに返し、
これを実業団ペア前衛が
バックハンドストロークで
ミドルの深いところを狙った打球を
学生ペア後衛がバックハンドの
ショートバウンドで打った直後
正審の「アウト」コール。

ミドルの深いところを狙った
実業団ペア前衛の打球が
僅かにベースラインを越えて
「アウト」という判定でした。

その直後、客席の実業団チームの
関係者かファンとみられる男性が
「入っとるやん」と呟き、
同じく関係者かファンとおぼしき
女性が「入っとるよねぇ」と同調。

そして、その後がよろしくない。

「オォイぃ ぜんっぜん入っとるぜおぃ

甲高い男性の怒声が
静かなコートに響き渡ります。

その後、最初の男性と思われる声で
「うっそだろ」という言葉を
マイクが拾いますが、
たぶん甲高い怒声以外は、
選手にも審判にも
聞こえていないような気がします。

コートはハードコートなので、
ボールの痕跡の確認を求める事は出来ず、
そのまま試合は続行して
実業団ペアが勝利を収めます。

この試合を最初から観る限り、
怒声に至るような
伏線があるようには思えません。

普通の感覚を持っている方なら、
甲高い怒声がアウトのコールをした
正審に向けられたものである事は
すぐに判る筈ですし、むしろ
それ以外の解釈は曲解しないと難しい 

この試合の正審と副審は
ともに同じような服装をされていて、
副審はIDカードを下げているようにも
見えますが、日本代表を決める大会の
終盤戦の試合ですから、
「負け審」ではなくて、
赤ワッペン(1級審判員)の方が
ご担当されていたものと思われます。

もとより、猛烈に高いレベルの
選手しか出場していない大会ですが、
観客が殆どいないような状況の中で、
あれだけの怒声を発する事が出来るとなると
単なるソフトテニスファンではなく、
たまたま立ち寄ったファンでもなく、
当該実業団チームの関係者と
考えた方が、当たらずとも遠からず
でしょうかね。

当の実業団ペア前衛選手は、
アウトと言われて、
「ちっ、出ちまったか」
といった程度だったように見えますが、
思わぬ怒声に「ん?入っていたの?」
という感じで審判を見るものの、
すぐざま気持ちを切り替えて
素晴らしいプレーをされていました。

ちょっと脱線しますが、
私はこの「怒声」の件と、
昨年の中国(地方)選手権の
同一チームによる
準決、決勝棄権での
「優勝譲り?」の件は、
高い立場や権限を持つ方が、
コートに立つ選手の気持ちを
考え違いしたのかなと
思いました。

特定の選手の応援とか
チームの応援団というのは
誤解を恐れずに言えば、
フェアにはなり切れません。

指導者とかコーチとか監督も
試合では同じかな 

審判が誤審しても
自分のチームに有利な誤審について、
わざわざ訂正を申し出た指導者は
いまだかつて一人も見た事がありません。

でも選手はね、審判や観客に
聞こえないようなチップでも、
チップしましたって申告する場面は、
今までに何度も見た事があります 

コート外で応援している人は、
せめて審判のジャッジに
不満を表すような事は、
しないでほしいなぁと思います。
自戒を込めてね

最新号のソフトテニスマガジンに
掲載されていたコラム記事で、
記事の筆者はアジア競技大会での
ソフトテニス日本チームの応援が
大変素晴らしいものだったと
記載されています

コートの直ぐ後ろや脇での
熱狂的な応援は、
時には相手選手への
「凶刃」となる恐れもありますが、
日本チームの応援では、
相手選手のミスに大喜びするような
そういったラフな応援は
皆無だったという事でしょう。

記事の筆者は30年来、国際大会を観戦し、
そのつど日本代表選手と
その親御様(ご夫妻)と接し、
その共通点として
①明るい
②元気
③見守る
④感謝
⑤謙虚 
と記載されています。

私 σ(^_^) はというと、
①死に残された根暗な独り者
②元気が出ない
③なにかと出しゃばる
④ほとんど感謝しない
⑤かなり傲慢 

わ~はっはっはっ
当たらずとも遠からず。
こりゃぁ、ダメなわけだ

これから、中学生で
ソフトテニスを始める「ノンキャリ」が
少なくなっていく事が予測されます。

試合で、「負け審」となるのは、
「ノンキャリ」が圧倒的に多いですし、
そもそも経験する試合数が少ないので、
審判の技量もなかなか伸びないという
側面もあるのだと思います。

ですが、この「ノンキャリ」も大切にして、
生涯を通じたソフトテニスファンに仕立てるには、
中高生の試合で
審判をいじめてはいけません。

みんなの財産だと思って
大切にしましょう 

では、また~

富里市長杯 2018

こんばんは
今日は、いきなり脱線話から

もう何年も前の事になりますが、
ソフトテニス村の村民の端くれとして
殆ど効果がないとわかりつつも、
とある放送局に要望メールを
出した事があります

全日本選手権の決勝戦を
ノーカットで放送してほしい
という事と、
アジア競技大会の
日本代表選手予選会を
是非とも放映してほしいと。
もちろん、ソフトテニス競技

前者については、
せっかくの日本一決定戦が、
ダイジェストでは、
面白さも半減してしまう事など。

そして、後者については、
現在のソフトテニス競技では、
オリンピック国内最終予選にも
匹敵する大会である事などを
理由にしたような気がします。

まぁ、一笑に付されたのでしょうけど、
何ら力を持たない平民には、
昔から直訴しかないんですな

んがっ
今年のアジア競技大会予選の際、
代表選考会の試合の動画は、
YouTube等で公開してはならないという
お触れが回っていたようです。

理由までは明確に判りませんけど、
その後の大会でも
代表選手の試合については
動画アップしないでとの事であり、
それは、本大会までとの事でしたので、
対戦相手国への情報提供を
防止したいというお考えのようです。

サッカーのワールドカップでは、
報道陣をシャットアウトして
代表チームの練習をしたりしますが、
これと同じ意味合いなのかも知れません。

という事で、私の直訴は、
援護射撃どころか
敵国援護になってしまう恐れがあり、
今後は絶対に出過ぎた真似は
いたしませぬゆえ、
どうかご容赦を 

それにしても、
秘匿性を重視するなら、
能力・技量に長けた選手を
密かに集めて予選会を実施して、
日本代表選手を決定した方が
よろしいのではと思います。

もちろん、
その後の代表チームの練習も
全て非告知かつ非公開。
練習日程や回数、場所からだって、
練習内容を看破される
可能性がありますからね。

ただ、誰もがSNS等で
出来事や意見をリアルタイムで
発信するこのご時世。

特定の場合だけ、人の行動や、
情報技術を利用するとか
制限するというのは、
かなり難しい。

なれば、秘匿より公開の方が、
庶民の心をつかむチャンスが
多いような気がしまする 

さて、秘匿性については
それほど考慮しない、
超々末端の市民大会、
「富里市長杯」を大々的に
ここでお伝えしちゃいます 

私が住んでいるのが富里市。
「とみさと」って読みます

千葉県は房総半島といって、
多くの地域が海に面していますが、
富里市は海に面していません

他の都道府県へ行った際に、
「千葉の富里」と言っても
ピンとくる方は
殆どいないのですが、
そんな時は効果抜群の
言い方があって、ウチから車で5分の
お隣の「成田(なりた)」って言うと、
大抵の人は判ってくれるので、
どこから来たの?と聞かれた時は、
面倒なので「成田」って言います 

富里は、昔は馬の産地として知られ、
戦後も競走馬の大牧場があって、
今でも年に1度、サラブレッドの
セリがおこなわれています。

その他には、スイカの産地として
知られている事もある、
人口5万人の街です。

私が引っ越して来た
30年ほど前は「村」でしたが、
ほどなく「町」に格上げされて、
15年ほど前に「市」になりましたが、
住民の多くは今でも市役所を
「やくば」と呼んでたりします

その富里市で開催される
年に1度のソフトテニス大会が
表題の富里市長杯。

「市民杯」とか「市民大会」とも
呼ばれていますが、
優勝カップの台座には
「市長杯」と刻まれていますので、
私は富里市長杯と呼んでいます。

富里市には、
公営の砂入り人工芝コートは無く、
それどころか、3面以上の
コートが揃っている施設も無く、
本大会は毎年、富里中学校の
コート(クレー4面)を
使わせて頂いています 

001
開会式。

試合は、一般男子、成年男子、
一般女子、一般女子(高校生以上)の
4つのカテゴリーでおこなわれました

一般男子には、会場の富里中学校の
ソフトテニス部の選手も入りますが、
一般女子は中学生のみのエントリーで
今年は成田市立吾妻中学校も参戦。

ちょうど、印旛郡の中学新人戦が終わり、
女子団体戦は富里中が優勝 

更に、女子個人で2ペア、
男子個人で1ペアが県新人戦の
出場切符を手にれたそうです。
おめでとうございます

一般男子のカテゴリーには、
中学生と高校生や社会人が
混在していますので、
中学生が予選リーグを
突破するのは難しいのですが、
今年は、前記の県新人戦出場の
神山・横田ペアが予選リーグを
2位で抜けて決勝T進出

更に、小6と小4の兄弟ペア、
諏訪部・諏訪部ペア(佐倉ジュニア)も
予選リーグ2位で決勝T進出。
素晴らしい
110

109

で、愚息の勇弥ですが、
高校3年以来、
7年ぶり3回目の出場。

中学3年生の時が準優勝、
高校3年生はペアを前後入れ替えで
ベスト4でしたので、
まだ優勝の経験ありません。

そして今回、勇弥とペアを
組んでくれたのは・・・・
101
中学3年生の平山選手(佐原中学校)

本来なら中学生女子の
カテゴリーで出場できるのですが、
勇弥と組んで頂いたので、
一般男子での出場となりました。

へぇ~、中学生の女の子かぁ。
な~んて思っている人も
彼女の打球を見ると
驚きの声が  

勇弥が中学生の時に
通っていたスクール「ロクス」に
彼女も通っていたというご縁から、
今回はペアを組んで頂きました。

地元の中学生郡総体で優勝し、
千葉県中学総体でも関東出場まで
あと一歩まで迫った平山選手。

彼女の魅力は、
なんと言ってもフォアのトップ打ち。

ドカンと一発、それで決まり。
そういった打球を打つ選手は、
高校生でもそうはいません。

同じレフティでも、
勇弥とは全く違います

技術面やメンタル面では、
まだまだ発展途上の彼女ですが、
しっかり鍛えて、包容力のある
懐の深い選手になってほしいなぁ

102
ヘロヘロで戦力外の勇弥をよそに、
自慢の豪打で相手をなぎ倒し、
予選リーグを1位で抜けました
ありがとう 

富里中学校を卒業して、
高校でもソフトテニス競技を続けた選手、
平山選手のお兄ちゃん(高校生)など、
多彩な顔ぶれの決勝Tとなりました

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114

115


一般女子(高校生以上)にも
富里中学校のOG選手が参加して、
数年前に練習に励んだコートで、
楽しそうにプレーしていました

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104

108

そして、本大会の目玉、
豚汁が振る舞われると
気温が30度近いにもかかわらず
一気に無くなる盛況ぶり

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116
豚汁旨し

この豚汁は、
選手として出場されていた
料理人の及川選手(富里クラブ)が
試合の合間に作って下さいました。
ありがとうございます

今年から富里市連盟の
理事という事にさせて頂いた私は、
昨年の本大会で出場選手の
確保に失敗して
ご迷惑をかけてしまい、
罪ほろぼしに今年は
組み合わせ表などを
作成させて頂きました

では、今回の結果です。
<一般男子>
一般男子結果

<一般女子・成年男子>
女子・成年結果

002

003

004

また、来年も
しっかりとお手伝いさせて頂き、
少しでも盛り上げたいと思います。

103
またも、ベスト4の勇弥。
この日は、平山選手の
足を引っ張ってしまいました 

お前さんも、来年は
運営にも少しは協力しろよ

それから、
翌日に順延でおこなわれた
佐倉秋季大会の結果です。

301

男女とも、千葉商業高のペアによる
アベック決勝戦でした。

女子の優勝は、
宮原・中村ペアだったと
記憶しています

それから、金曜日から
おこなわれていた
高校の新人戦の
第5地区予選会。

個人戦の途中経過だけ、
写真を撮ってきたので
お伝えします。

<男子個人>
001

毎年、新人戦の予選会は
予選リーグ方式でしたけど、
選手が増えてトーナメント方式に
変わりました

<女子個人戦>
002

003

女子個人戦の推薦ペアは、
表記の3ペアに
6月の県総体ベスト16の
千ヶ﨑・田﨑ペア(成田高)を
加えた4ペアが正しいようです。

最後にお知らせ。
10月13日(土)12~17時
中台コート 6・7番コートで
印旛郡の練習会を実施します。

参加に条件はないそうです。
他の地区からでもOK。無料です


では、また~

10月~っ!(2018)

こんばんは

台風の被害は
ありませんでしたか?

ウチの辺りでは、
雨は強めという程度でしたが、
風は猛烈でした

ちょうど、台風が関東北部を
通過していた頃で、
深夜でしたが、バゥンと停電。

しかし、程なく復活
が、すぐに停電。

という事を繰り返し、
5回目の停電は
1時間近いロングバージョン

月曜日の朝は、
すっかり晴れていましたが、
風はまだ強かったですね。

日曜日に、ご近所の
佐倉市で大会があって、
観に行かせて頂こうと
天気予報をちょくちょくチェック
していたのですが、
週末が近づくと急にマークが増え、
金曜日の夜の予報では、
こりゃぁ無理なと思いました。

果たして、佐倉市の秋季大会は
来週の月曜日(8日)に順延。
今度は晴れそうですが、
またもや台風が接近中なので、
コイツ次第なんでしょうねぇ

そんなこんなで?
観戦記は小休止して、
「例の問題」をちょっと
考えてみようと思いました。

例の問題というのは、
中学生の競技人口が
減ってしまうのではという問題。

そう考えざるを得ないのは、
硬式テニスの中学校への
普及活動が実を結びそうだから。

小学生や中学生、高校生と
どの年代でも硬式テニスの人気は
それほど低くないのにも関わらず、
殆どの中学校では硬式テニス部がなく、
その原因が中体連が認める
正式な競技ではないという事だそうです。

中体連とは、
(公財)日本中学校体育連盟の略で、
全国中学校大会の開催が業務の主軸です。
いわゆる「全中」ですね

現在、中体連が認めている
競技は19競技。

19競技の全てに
全中大会が実施されているかは
ちょっと判りませんが、
その19競技の中に、
ソフトテニスは入っていますが、
硬式テニスは入っていないんですね。

19の競技は全国中学校大会の
正式競技ですので、
全国の各中学校に「部」が作られますが、
それ以外の競技は、どうやら積極的には
「部」は作られないようです。

それで、中学校にはソフトテニス部があって、
硬式テニス部が殆どないという
現状が生まれているようです。

しかし、硬式テニス側では
これらを分析して一念発起 

どうやら、あと2年ほどで
硬式テニスも中体連認定の
正式競技に入るそうです。
20番目の競技という事なのでしょうか。

これで、硬式テニスにも
全国中学校大会(全中大会)が実施され、
各校に「部」を作る事も
それほど難しくなくなるようです。

実際にどうなるのかは、
あと数年経てば
目の当たりにするのでしょうけど、
どうなんでしょうねぇ。

中学校に入学した生徒が、
硬式テニスをしたいので
「部」を作って下さいと申し出ても、
今までは「硬式テニスは全中大会の
競技ではないので部は作れません」
といった回答だったのかな

それが、今後はそうはいかず、
硬式テニス部も作りましょうと
いう流れになる予感がします。

現在、高校ではソフトテニス部と
硬式テニス部の両方が有る
という学校は少なくありません。

私が見聞きしている限り、
ソフトテニスの男子と女子、
硬式テニスの男子と女子で
いわば4つの部活という感じで、
2面や3面の校内コートの場合は
順番で使用されている事が多いですねぇ。

なので、中学校にも
硬式テニス部が出来ると、
今の校内コートを順番で使用する
といった方法が採用される気がします。

さて、「部」が両方出来ると、
どうなるんでしょうかねぇ。

胸を膨らませて入学して来る
新入学生たちは、
どういった判断をするのだろう

まだ中体連に加盟していないのに
硬式テニス部の有る
中学校の校数が
ソフトテニス部のそれを
上回っている地区が
全国47都道府県のうち
1カ所だけあります。

それは、東京都です。

平成29年度のデータですが、
東京都の中学校で
男子硬式テニス部が有るのは
343校ですが、
男子ソフトテニス部が有るのは
299校となっています。

男子硬式テニス部員は7761名、
男子ソフトテニス部員は6765名と
部員数(加盟生徒数)でも
東京都の男子に限っては
ソフトテニス部員より
硬式テニス部員が多いんですねぇ

ちなみに女子は、
硬式-349校で6492名、
軟式-407校で8575名と
ソフトテニスの方が多いのですが、
拮抗しているとも言えます。

例えば、私の住んでいる千葉県では、
硬式男子-19校で467名、
軟式男子-225校で7729名と
大きく差が付いています。

東京都だけのサンプルで、
簡単には言い切れませんが、
部の有る学校数と部員数は
ある程度、比例すると思われます。

ある程度というのは、
硬式テニス部が増えてきても、
その分だけソフトテニス部が減るのではなく、
暫くの間はソフトテニス部の有る学校数は、
今とそんなに変わらない気がします。

しかし、部員数はそうはいかないかな。
これは減ってしまう気がしますので、
ソフトテニス部については
部の有る学校数は減らないけど、
部員数が減っていくという
そんな現象が起きるように思います
 
ところで、中学校で
ソフトテニスを始める人が減ると、
何か困った事になるんでしょうか

以前にも弊ブログに記載しましたけど、
全日本のナショナルメンバーは
小学生の低学年で競技を始めており、
日本リーグの実業団チームの選手も
選手名鑑を見る限り、殆どの選手が
ジュニア(小学生)のご出身。

道具を使用するスポーツの場合、
やはり小さいウチから競技を始めると
その分だけ有利に進む事は
ソフトテニスに限らず、テニス、
卓球、ゴルフの例を見ても明らか。

小学生でソフトテニスを始めた選手の
統計はハッキリ判りませんけど、
全国で各学年とも
男女それぞれ500名(250ペア)
くらいでしょうか。
そんなにいないかな。

その「キャリア」選手たちが
中学校、高校、大学や社会人と
精進を重ねていく中で
同じ歳の僅か数名が
トップと言われる選手に登りつめ、
そこへ到達出来なくても、
「キャリア」選手たちは、
それなりの競技人生を
歩んでいると思います。

もちろん、スピンアウトしたり、
全く進路を変えて
頑張っていく選手もいるでしょう。

しかし、この国のトップクラスの
選手達の枯渇を防止するなら、
「キャリア」選手を減らさなければ
ほぼ事たりると考えられますし、
今のところ、減るとは考えにくいですね

一方、中学生で競技を始めた
「ノンキャリ」の選手達。

ざっくりの数値ですが、
だいたい各学年とも
男女それぞれ6万人前後。
うち、キャリア選手は
各学年に5百人
やっぱ、もうちっといるか。

ラケット、シューズ、ウェア、
バッグと、やたらにお金を使うけど、
多くのノンキャリ選手は、
中学校競技生活のなかで
公式戦には数回出場する程度。

公式戦といっても、
もっとも小さな区域の大会で、
県大会はとっても遠い
千葉県だけなのか。

もちろん、団体戦の醍醐味も
選手として味わうことも叶わず、
上達はしているけど、
それよりキャリア選手は
グーンと伸びていく

うーん、そうだなぁ。
お金はけっこう使うから、
純粋にソフトテニス専門の
プロショップをされている方は、
ノンキャリ選手が減ってしまうと
死活問題になる可能性がありますねぇ。

どうしたらいいんだろう。
同じような境遇のショップと
がっちりスクラムを組んで、
テニス協会に「中学校に手を出さないで」と
陳情に陳情を重ねるのがいいのでしょうか。

硬式テニス、バドミントン、
それに卓球などにも手を広げて、
ダメージを減らす方がいいのか。

もっとも、肝心要の中学生にとっては
どうなんでしょうか。

ソフトテニス部しかないから、
硬式テニス部も選べるとなると
新入生は嬉しいのかな。

私達は、中学へ入学する子たちに
何かしてあげる事ができるのか、
それとも余計な事はしないべきなのか。

いずれにしても、
今までのソフトテニス界は、
中学生のノンキャリ選手には
きつい状況だったかも知れません。

先生方は大変でしょうけど、
ノンキャリ部門の大会や
複数のチームが出場出来る
団体戦なんかを開催してみては
などと思いますが、
言うが易しでしょうか。

ちょっと、まとまらないんですけど、
眠くなって頭が回らないので、
この辺で。

では、また~



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